🔴以下のイベントは、出演者発熱によりCANCELとなりました。せっかく楽しみにしてくださった皆様には申し訳ございません。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ACUT2024 x ソノ アイダ#東京大学 talk_04
《記憶と再生のあいだ———エステティクス再考1》
出来事の記憶をテクノロジーによって追体験可能にするプロジェクトを手がけてきた渡邉英徳と、あらゆる存在物が自らの変形を通じて出来事を感知するという視点から「エステティクス」の拡張を図る『調査的感性術』という書籍を最近訳した中井悠———初めて顔を合わせる二人のあいだに両教員の研究室を行き来する学生の冨田萌衣(考古学専修)を挟んで、個人的な記憶と社会的な記録が交差する場におけるリアリティの創出・再生や、その過程で浮かび上がる感性/美的判断の共有について語りあいます。
出演:渡邉英徳 (工学者、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授、ACUTメンバー)
冨田萌衣 (東京大学文学部三年、考古学専修)
中井悠 (音楽その他、東京大学総合文化研究科准教授、副産物ラボ主催、ACUTメンバー)
会場:東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ (本郷キャンパス·通信機械室)
日時:2024年2月3日(月) 17:00~18:30
入場無料|要事前申込み|対面(先着20名)+オンライン配信
https://rb.gy/fdkmo7
渡邉英徳
1974年生。東京大学大学院 情報学環 教授。情報デザインとデジタルアーカイブを研究。首都大学東京准教授,ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所客員研究員などを歴任。東京理科大学理工学部建築学科 卒業(卒業設計賞受賞),筑波大学大学院システム情報工学研究科 博士後期課程 修了。博士(工学)。「ナガサキ・アーカイブ」「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」「忘れない:震災犠牲者の行動記録」「ウクライナ衛星画像マップ」「能登半島地震フォトグラメトリ・マップ」などを制作。講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ」,光文社新書「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」(共著)などを執筆。
冨田萌衣
文学部考古学専修3年。中井悠研究室・副産物ラボでは影響の装置としての墓をめぐるジャーナル『墓の影響学』の企画・運営を、渡邉英徳研究室では戦時中の軍用動物の墓をめぐる3Dマップの製作などを行う。
中井悠
東京大学大学院総合文化研究科准教授。副産物ラボ主催。No Collectiveのメンバーとして音楽、ダンス、演劇、お化け屋敷などを世界各地で制作。出版プロジェクトAlready Not Yetとして実験的絵本やことわざ集などを出版。著書に『Reminded by the Instruments: David Tudor’s Music』(Oxford University Press、2021年) など。最近の制作に、Zoomを固有の楽器として捉える《zoomusic》という架空の音楽ジャンルや、1970年代半ばに構想されたものの未完に留まっていた、孤島を丸ごと楽器化する《Island Eye Island Ear》プロジェクトの50年越しの実現など。翻訳に『調査的感性術:真実の政治における紛争とコモンズ』(水声社)など。